坂井宏充 出演 singing dog 「Drunk-ドランク-」
■ 明日から本番なので、宣伝させてください。
今回の作品はアルコール依存症の話です。
今回のsinging dogの作家の藤崎さんは公表もされていて、藤崎さんの体験を元にした、原作がドラマ化もしているので、お伝えしますがアルコール依存症でした。今は一滴も飲まず、藤崎さん自体まったくそのようにはみえません。
今回は夜な夜なバーに集うアル中達の話です。
自分も阿佐ヶ谷で飲み歩いた日々を思い出します!
その時の話しを少し書きます
最初は舞台の宣伝の為でした。
今から12,3年前、自分で演劇団体を起ち上げたものの、知り合いが少なく集客をどうしようかと悩んでいたところ、家の近くの雑居ビルの2階から響き渡る音楽が聞こえ、一階に「TABASA」とだけ書かれた看板があり、あーこんなところにヤバそうな店があるなと思い、翌日、どんな場所か興味をもち、barなど一人で行ったこともないのに、ヤバそうな店から入ればきっと度胸がつき、宣伝もガンガン出来るメンタルがつくだろうと、雑居ビルの2階の頑丈そうな、外からはなにも見えないドラクエの木の扉みたいなのを開けてみた。
すると、、、
中を除くと、ボロボロの雑居ビルとは裏腹な程オシャレなハンモックとかもあるbar。
しかし誰もいない。。
店の中に入ると、突然、白いハットに長髪、全身白い服のメキシコ人風パリピ中島らもみたいな人が顔をだした。
マキイさんである。
初めてのbarに日和る自分は、ぼったくられるのではと危険を感じ、高かったら帰ろうと思い、値段を聞いた。そしたら、ノーチャージで500円だった。
あら、まぁbarならやすいのかなと心を許し、飲み始めた。
マキイさんは客がいても、関係なくトランスミュージックをかけクネクネ踊っていた。
普通の人なら、もうこないのかもだが、そんな変なおじさんマキイさんと、何故だか気があった。
マキイさんは駄目な人だった。酔って小便は何回ももらして、彼女と住んでる家に帰れなくなり、夜中に何故かでかいうまい棒をもってうちに泊めてくれとせがんだり、テキーラを何故か無料で何杯もだしてきたり、とにかく人が大好きで騒ぐのが大好きな寂しがりやなおじさんだった。
毎回、乾杯の挨拶は「今日もいい日だ」
これは本当によい乾杯だと思う。今でもたまにつかいます
家が近かったのもあり、週に何回も通っていた。恋の話、映画の話、音楽の話色々した。
芝居のことも何回も観に来てくれて、ずっと応援してくれていた。
お店で北の国からを流し号泣するマキイさん、佐野元春somedayを歌うマキイさん、色んなパターンのマキイさんをおもいだします。
マキイさんのおかげで、阿佐ヶ谷で沢山の友達ができて、公演を手伝ってくれる仲間ができて、阿佐ヶ谷だけで5回も公演できた。
最後はマキイさん、お酒しか残ってなかったのかもしれないけど、俺は寂しいよ。
結局買ってきてくれって言われて病院までもっていったタバコが渡せなかったのが最後だったけど、俺は今、barの芝居に出演する。あなたと同じ病気だった方の主宰して脚本の書いた舞台に。
向こうでよろしくやってるだろうけど、こっちにも遊びこいよ。
芝居みにきてよ!
そしてまた今日はではなく、今日もいい日だといってほしい。
色々語りましたが、今回の作品お酒の話しもそうなんですが、仕事や恋、なにかに漬けて生きていて、そして一人では生きていけない、そんな事を感じます。
是非沢山の方に観ていただきたいです。
よろしくおねがいします
singing dog 第4回公演
『Drunk-ドランク‐』
■Story
酔うというのは、至福の世界へと誘ってくれることだ。
アルコールがじわりと身体に浸透していき、脳内を麻痺させる。
俺って人間は、なんて素晴らしい!
世界は幸せに満ちていて、今ならきっと何だってできる!
もっとだ、もっと酒をくれ。
おいほら、つまんない顔してないで、一緒に飲もうぜ。
ふらついてなんかいないし、人様にだって迷惑かけちゃいない。
断っておくが、好きで飲んでるわけじゃない。
身体が勝手に求めて、止めるときっと死んでしまう。
だから今夜も明日も飲む。
決して好きで、飲んでるわけじゃないんだ。
───夜な夜なバーに集うアル中たちの、愚かで笑える物語。
作:藤﨑麻里
演出:吉田康一(Antikame?)
音楽:山口 紘
出演:
浅倉洋介
井内勇希(パラドックス定数/おしゃれ紳士)
岡田篤弥
坂井宏充(坂井水産)
楢原 拓(チャリT企画)
前田綾香(トツゲキ倶楽部)
山下智代(犬猫会)
山城秀之
吉田雅人(ユニークポイント)
■タイムテーブ】
6月30日(木) 19:00
7月1日(金) 14:00/19:00
7月2日(土) 13:00/18:00★
7月3日(日) 13:00/18:00★
7月4日(月) 14:00
★割引回
※受付開始・開場は開演の30分前。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※アーカイブ配信がございます。詳しくは公式HPにてお知らせします。
■劇場 サンモールスタジオ
〒160-0022
東京都新宿区1-19-10 サンモール第3M-B1
東京メトロ丸の内線 「新宿御苑前駅」 徒歩3分
■チケット ※全席自由席
発売日:2022年5月26日(木)
・一般 前売り 4,000円 当日券 4,500円
・学生 前売り 3,000円 当日券 3,500円
(要証明書)
・★割引回 :
7月2日(土)18:00 /7月3日(日)18:00
3,500円
・配信チケット
(後日、公式HPにてお知らせいたします)
■チケット取り扱い
下記URLより申し込み、もしくは直接ご連絡頂けましたら手配致します
https://ticket.corich.jp/apply/138101/007/
■スタッフ:
音楽・音響:山口 紘
美術:鎌田朋子
照明:渡辺隆行
舞台監督:渡辺 了
演出助手:越智良知
記録映像・配信映像:米田浩章
宣伝美術:藤尾勘太郎
イラスト:藤﨑麻里
Webデザイン:田中寛人
制作:siniging dog
当日運営:奥田英子
■協力:
犬猫会 M・M・P
演劇ユニットハイブリッド おしゃれ紳士
株式会社ピタ 劇団チャリТ企画
坂井水産 トツゲキ倶楽部
パラドックス定数 ユニークポイント Antikame? http://xn--g-9fupk8k356s102b.com/
演劇設計局コミュニケ 劇団うつろろ
(株)本多企画
【新型コロナウィルス感染拡大防止対策について】
※感染予防ガイドラインは公式HPに掲載いたします(5/21日以降掲載予定)
■【singing dog ホームページ】
http://singing-dog.com
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